2018年07月11日

劇団ACT H30年度 夏の短編公演 を観て


     『 こんぺいとう 』     総合演出  丸えり

      1・ 『 Entrance 』   演出  越野佑其
      2・ 『 at home 』    演出  のえる
      3・ 『 かごめかごめ 』 演出  スタン・絆泉J
       4・ 『 あばずれ 』   演出  丸えり
      5・ 『 さいわい 』   演出  冷やし中華はじめました
      6・ 『 1人部屋 』    演出  丸えり(7日)  冷やし中華はじめました(8日) 


    日時  2018年7/ 7(土)・8(日)   会場  人間座スタジオ

  第一に感心したことは、短編とは言え、6本の作品を2時間に渡って並べ挙げていることだ。
 一般的には、『あばずれ』や『一人部屋』などは、それ自体で十分な長さと内容を持っている作品だが、それに加えて次々に繰り出されてくる作品は、それぞれが社会風刺が効いて面白かった。

 思い出すのは「ACT」の先輩達もゴリゴリと果敢に、難解な作品に取り組んでられた様子だ。
それが伝統のように受け継がれて行っているのだなと、頼もしく感じた。
 
 総合演出の丸えりさんが「(こんぺいとう という)公演名が明るいのに、公演内容が暗い」と言ってられるが、「現代」に生きる者たちに、何かを提示しようとすれば自ずと憂鬱な問題に行き当たり、暗い内容にもなろうと思うのだが.......
 そこで一つ、一歩引いたところから、内容を笑い飛ばす立場から演出すれば、また違った舞台にもなるようにも思うのだが......

 何はともあれ、新しいメンバーもたくさん入部され、パワフルな舞台が期待されそうだ。
 今後の舞台も楽しみにしています。

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2018年07月07日

何色演劇部第3回公演 を観て


      『 とある雨の日のオムニバス 』
     


  @ 『傘を差さない男』  原案_飴-ZIKE /  脚本・演出  たかつかな
  A 『キャロラインを見つけたら、』    脚本・演出  たかつかな
  B 『雨宿りは突然に』          脚本・演出  田村紗絵
  C 『たとえ今が雨夜でも、』       脚本・演出  たかつかな


      日時  2018/6/29(fri)ー7/1(sun)  会場  人間座スタジオ

 現在、たかつかなさんが率いる「何色演劇部」は、「何色何番」とどの様な関係になるのだろう。
 先に活躍されていた「何色何番」でも、たかつかなさんを中心とした演技力のある女優陣の創り出すパワフルな舞台は、印象に残っているのだが。

 今はすっかり若返ったメンバーが中心となっている。
 が、たかつかなさんは指導する立場から、若い彼女たちをしっかりと一つにまとめ上げているようだ。
 そしてその舞台は、出演者が役を生きようと懸命で、はつらつとした観が見える。

 でも、最後の作品の、昔のメンバーの村井春奈さん(「何色何番」)とたかつかなさんの二人芝居は、年を重ねて一段と落ち着きを加えている舞台で、これからも観せてほしいと思った。

 作品の内容は、「雨」で結ばれた4つの短編が並ぶオムニバスで、1つ1つは日常生活の一コマを見ているようだ。
 しかもその演技は、等身大の自然体で、「お芝居」をしている様子は少しも感じられず、観客も劇の世界に入りやすく、親しみやすい好感の持てる良い舞台であった。
 中でも、面白く思ったのは、AとB だった。

 今後の活躍を期待しています。

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2018年06月25日

アトリエ劇研シニア劇団 銀宴第5回公演 を観て

 
      『 雨 が 上 が れ ば 』
   
                 脚本・演出  田辺 剛(下鴨車窓)


   日時  2018年6月23日(土)/24日(日)  会場  人間座スタジオ

 チエホフの短編小説を3本並べたような.......。
 「小さな町のある喫茶店。テーブルごとに人生があり物語がある。
     梅雨にしては強い雨と雷が鳴るなかで描かれるひとときの人間スケッチ。」と前説にあるが。

 脚本・演出の田辺 剛さんは、第一番に目に飛び込んでくる舞台美術からして、観客の心を奪ってしまうようなセンスの良さで、全体的には都会的な洒落た素敵な舞台を創り出していた。

 店内の三テーブルに腰かけた人達は、この小さな町の住人か、または過っての住人であったか......。
 たまたま雨の日にこの店に居合わせたけれど、だからと言って深く繋がる訳でもなく、それぞれの今を生きる姿が浮かび上がってくるという優しくて美しい作品だが、......。

 演じる人が表面的、一面的に役をなぞるだけではなく、もう少し「人間」臭さというか、「役を生きる」ことができれば、作品にも深みが増して、もっと見応えのある作品になったのではないかと思えた。

 しかし、シニア劇団の人達だけで、これほどソツなく澱みなく、洒落た舞台を創り出せる田辺 剛さんの才能と指導力に、頭が下がり喝采を送ります。

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posted by 人間座 at 21:08| Comment(0) | 日記