2017年01月02日

新年のご挨拶



          迎 春


   昨年12月には、安部公房作『幽霊はここにいる』の公演に、
                 温かいご支援を賜りありがとうございました。

   本年7月には、座創立60周年を迎えます。
   反省を重ねながら、また新たな創造に挑み、
              皆様のご期待に添える舞台を目指して努めて参ります。
   どうか変わらぬご指導の程を、お願い申し上げます。

                              2017年 元旦 
                                       
                                人間座

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              『幽霊はここにいる』
posted by 人間座 at 22:58| Comment(0) | 日記

何色何番Q乞色企画 を観て

 
 美少女戦隊    
     ドキレンジャー2  
             ドキレンジャー対デスメガネ
                 脚本&演出  村井春奈

       2016ハート12ハート3(SAT)ハート4(SUN)      会場 人間座スタジオ

 観劇の感想は、観た直後が一番ストレートで良いと思うのだが、申し訳ないが何やかにやの訳があり、1ヶ月が経ってしまって、さて何を書くべきかと弱ってしまう。
 印象に残っているのは、漫画の世界を楽しそうに演じている女優さん達だった。
しかもお姉さん級の女優さん等のセーラー服姿などが色っぽくて、その上歌あり踊りありのサービス精神いっぱいだから、観客席からも笑いが絶えない。
 何色何番さんも、アマチュアを抜け出し、観客に楽しんでもらうと言うプロ精神に移行して行っているのだなと思わせるものだった。それぞれの女優さんにファンも付いている様子だ。

 作品の内容は、ある学校の生徒会で、クラブ活動費の審議中、ドキレンジャー部と言うのが「ライブの開催」という名目で、70万円を要求して来るところから執行部と対立、それからは色仕掛けあり恋仕掛けありのいろいろが始まるというもの。
 この作品は9年前に上演されたものの再演とのことだそうだが、脚本・演出の村井春奈さんは、「女優」さんだけではなく、「台本」も書かれるのにびっくり、新たな面を知りました。

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posted by 人間座 at 21:14| Comment(0) | 日記

2016年11月27日

物忌み団 第6回公演を観て


   らん・らら・るん 』   作:垣内琳子
   演出:垣内琳子  キャッスル
ランド千晶

      11.25(fri)右矢印111.27(sun)     於・人間座スタジオ

 戦争を知らない若者が、何故終戦直後の社会に生きる人物を登場させ、「愛」について語らせようとしたのだろうか。

「 戦災孤児の少女ジルバは、腹を空かせて町をさまよっていたところを、日の丸という男に拾われ、彼の劇場オペラで大女優を夢見て働くことになる。が、そこは血にまみれた見世物小屋だった。
 それでも少女ジルバは、日の丸の理想としていた女のようになろうと懸命に彼に縋りつき離れようとしない。
 そして最後は「おじしゃん」と呼び続ける少女ジルバを男は殺す。」

 それで二人は結ばれたと言うのだろうか。
 (作者は、閉塞し抑圧されたぎりぎりの状況に置かれることで、「純真の愛」が芽生えると言っているのだろうか。)
 現在は、何もかもが自由の名の下、曖昧でつかみどころがなく、確かなものがない。
 「死でもって、貫き通さねばならなかった愛」とは、何だろうか。
 近松の心中のように、己を貫き通すことで、封建の社会にノンを突き付けているのだろうか、等々考える。

 作者の垣内琳子さんは、前作もそうだったが、ゴリゴリと書いて書いて、.....3時間以上の大作には感服してしまう。
 今回の作品の内容は、時代背景を重きに置くと言うより、「美」と言う芸術の世界に迫ろうとしているようでもあり、その上色んなものが詰め込んであって、演じる俳優さん達もとっかえひっかえ歌や早変わりで大変だ。でもジルバ役の江藤美南海さんの魅力を中心に、観客はぐんぐん劇の世界に引き込まれて行く。

 若い演劇人のパワー、演劇に対する愛着心と集中力、熱のこもった舞台は感動的で素晴らしかった。
 また青春時代が垣間見えて、美しくもあった。
 これからも、 誰にも創造できない作品を、また観せてください。

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posted by 人間座 at 15:07| Comment(0) | 日記