2019年01月07日

人間座 新年のご挨拶


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2019年01月06日

トイネスト・パーク Fifth Parade を観て


          HUGO TOYS      脚本・演出  坂井美紀

   Days  2018/12/21(金)〜24日(月・祝)  Place  人間座スタジオ

 この作品の中で、よく伝わって来ないところがあるのが、実際の舞台を観て分かった。
 と言うのは、前にこの脚本を読んでいて、その時にはその点に気づかず面白いと思っていたのだが.......。

 脚本を舞台化する時に困難なのは、制約の多い舞台では、自由奔放に書かれるファンタジーな世界は、場面がクルクル変化して、街になったり、海になったり、クジラの体内になったりするために、いろいろな工夫を凝らさねばならない。

 しかし、その点は何時も感心なことに舞台美術は本格的に組まれていて、その上に音響や照明なども加わり、歌やダンスもふんだんに組み込まれていて、話は進行して行って楽しい。

 ところが、ストーリーの中で一点、”ブルーフェアリー”と言う願い事を叶えてくれる青い星が、何故か海の王様のモンストロに食べられてしまったというところが、説明されていないがために、話の全体を分かり難くしているのではないだろうか。
 ”ブルーフェアリー”は一体何者なのか? 神様なのか?

 ヒューゴ・トイズの三体の人形は、おもちゃ職人ヒューゴによって、魂を込められて作られた。
 彼の死後、娘のエマはバラバラになってしまった三体を探して、それに父の願いでもあったマリオネットのノアを、本物の人間の子供にするために、”ブルーフェアリー”を探して旅に出て、海に行き着く。

 そこでエマはクジラのモンストロに飲み込まれる。

 そこからどうして逃れられたかという所が、話のクライマックスになるのではないかと思われるのだが、同じくモンストロに食われたはずの”ブルーフェアリー”に助けられるというのだが、そこが舞台上も迫真力に欠け、説得力が弱いように思えて残念だった。

 でも何時も楽しくて、可愛くて、素敵な舞台を見せてくれてありがとうございます。

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2019年01月05日

かんから館 第38回公演 を観て

 
       『 消えます。』    作・演出  川村武郎

   日時 2018年11月30日(金)〜12月2日(日) 会場 人間座スタジオ

 


 作者の川村武郎さんがこれまでに辿って来た過去と、これから辿るであろう未来を見据えて、その岐路に立って「消えます」と心境を吐露されたようにも聞こえる題名。

 「消えたい」=「死にたい」と言う、「死」に対する問答になって来るが、でもそれを深刻に表現するのではなく、男女の関係に置き換えて、面白おかしく、華やかに、歌もバックに取り込んでまとめられている今回の作品。

 いつも感心させられるのは、作者は何の気負いもなくサラサラと,しかも楽しんでいるようにも見えるが、一編の作品を書かれている。
 それは職人芸のように巧みで、あまり苦しまずにどんどん筆が進む天才肌のタイプのようだ。

 舞台美術良し、若い演技者も臆するところがなくのびのびとした演技は、有無を言わさず観客を納得させてしまう。
 それから川村さんは指導者としても優れているようで、若い人達をひとつに集中させて舞台を創り上げているが、いい雰囲気を醸し出している。。

 次回はどんな作品だろうと、一作毎に楽しみだ。
 
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