2019年11月08日

役者でない 一人芝居 を観て


      『 明 日 は 』  脚本・演出・出演  : 役者でない

   日時  2019年11月2日(土)/ 3日(日)  会場  人間座スタジオ

 【一言感想】

 児玉泰地さんの舞台を初めて観せてもらった。
 一人芝居だ。
 これまでにも2〜3の一人芝居を観ているが、それぞれに得意とするところがあって、それを武器に舞台を展開させていた。
 児玉さんはそれが鳥や動物になる事なのか。
 細長い身体が、黒い空間の中でくっきりと際立ち、擬態化された動物の動きや鳴き声も面白い。
 それらを人間との関わりを持たせながら、話を展開させて行くのだが.....。
 一言。
 ただ自分の出来ることをやっているだけではなく、客観的にどう見えるのかという観点から、演出の力をもっと重視されてはどうだろうか、児玉さんが意図された内容も、もっと伝わって来るのではないでしょうか。

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シニア劇団空いろ 第4回演劇公演 を観て


      『 だいどころ 2019 』   構成・演出  細見佳代 

  日時  2019年10月11日(金)〜13日(日)  会場  人間座スタジオ

    【一言感想】

 楽しかった。
 舞台美術も、竃と排水口が印象的に設置されていて、これが作品を活かしていて面白い。

 構成・演出の細見佳代さんには、毎回何処からあんな発想が生まれて来るのかと驚く。
 また劇団員全員を考えての台本作りから、出演者を舞台に生き生きと存在させて、回を重ねるごとに自信を持たせているようで、みんなも彼女の指導の下、演技も上手くなっている。

 前説に「食の記憶は人生の記憶」とあるように、昭和初期から現代に至る台所の風景を描いた10本のオムニバス作品は、あたかも1本の女性史となって、細見佳代さんの能力の高さを感じさせる。

  それに何時もの歌ったり踊ったりのエンターテイメントも忘れずに加わえてあって、観客も充分楽しんでいる様子だった。

 だが 一言。.....次はエンタの要素は忘れられてはどうでしょうか。

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2019年11月04日

B級演劇王国ボンク☆ランド VOL.7 公演を観て


     『 まるだし純情フォークロア 』  作演出:国王 西マサト

   日時  2019年10月25日(金)〜27日(日)  会場  人間座スタジオ

 「ここ数年王様は何をしていたのか。」
 西マサトの王様は、他劇団への客演で、楽しそうに役を演じていた。
 彼が一枚加わると、舞台に厚みが増し、しかも面白さが噴出してくるのだ。
 誰もが王様の魅力を良く知っていて、声がかかり、あちこち出張している中に日が過ぎて、この度やっと自分の作品に取り掛かれたのか。

 西マサトさんの作品は、主人公の役職が何に変わっても、彼自身の生き様が、.....嘘偽りのない、本音が、身を削るように、血を吐くように一生懸命に作品の中に込められていて、心打たれる。

 初期の作品『熱血刑事 ストーリー フォ ザ サン』(面白かった。)を観せてもらった頃からは、今回の作品は、少し大人になって、抑制の効いた作品になってはいるが、それでもやはり変わらないのは、「私」=「西真人」という人間を掘り下げて行く姿勢、それは一つの形式となって、私小説のようでもあるが、魅力にもなっている。
 また西マサトの王様は貴重な良い俳優でもあり、1ファンとして、これからも舞台を創り続けてもらいたいと思っている。

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