2017年12月12日

総合学園ヒューマンアカデミー京都校 2017 第一期生卒業公演 を観て


         『 ミス・ダンデライオン 』

       原作:梶尾真治  脚本:成井 豊  演出:山田かつろう
 
   


    日時   12月9日(土)〜10日(日)   場所   人間座スタジオ

 良い舞台だった。

 作品は、かの成井豊の若者に好かれてる作品で、時限が過去や未来に飛び越えて行く純愛物語だ。
 全てが落ち着いた中で、澱みなくストーリーは運ばれて、観客はぐいぐい舞台に引き込まれて行く。
 出演者は自分に与えられた役割をしっかり把握し、それぞれが個性的に役を演じながら、一本の「作品」を全員で創りあげている。見事なものだ。

 やはり、二年間の学園の指導が、行き渡っている感じがする。
 この様な学校が、京都に浮上して来たことに、驚いている。
 この学園から、どんな俳優が送出されて来るのか楽しみだ。

 今日出会った俳優の卵の皆さんは、素質のある人達だと思ったが、これも温かい学園の中だからこそ「美しい」ものが創れるのであって、世間の荒波の中に出てはそう上手く行かないかもしれない。
でも、その素質が伸ばされることを切に願っています。

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2017年12月10日

Toynest Park ☆ Third Parade を観て


    『 HYPNOSIS HOSPITAL 』  脚本・演出 坂井美紀

    日時  2017年12月1日(金)〜3日(日)  会場  人間座スタジオ



 作品内容は.....ここは、どんな病も絶対完治!を掲げている病院、ヒプノシスホスピタル。院長先生は凄腕の名医だそうで、ここに集まってくるのは、悪魔や妖精、アンデット、透明人間など.....
 作・演出の坂井美紀さんの作品は、幻想的で不思議な世界だ。
 リアルな人間界の話ではないが、そこにも一筋縄ではいかない、いくつかの糸が絡み合ったロマンスの花を咲かせている。
 そして、舞台美術、衣装、メイクetcにもコダワリを持って工夫が凝らされ、観客をわくわくさせながら舞台に引き込んでしまう。
 また、フレッシュで若さいっぱいのキャスト達も、歌あり踊りありで、懸命に舞台を盛り上げようとしていた。

 観劇後、台本を読ませてもらったが、なかなかしっかりとした構成で書かれているのに感心。
坂井さんの舞台はよく観せてもらっているが、台本は初めてで、これは演出によってもいろいろに創造出来る
本格的な作品を目指している、その意気込みが感じられた。

 一つのカラーをしっかり持っている坂井美紀さん、益々のご活躍を、期待しています。

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2017年11月29日

おむすび企画公演 を観て


       『 深夜のラジオリスナー 』   脚本・演出 あかみー

     日時  11月25日(土)〜26日(日)   場所  人間座スタジオ

 DJ夢子の深夜ラジオのお便りコーナーで、リスナー達の悩み事を聞いてあげると言う、なかなか面白い発想で脚本が構成されているのだが、イマイチよく分からないのは、月の神の存在だ。
 月の神は、月天教教祖である夢子の母親に憑依して、夢子に教祖の二代目を継げと迫り、それを受け入れるなら夢子の願いを叶えると言う。
 そしてある日突然、リスナー達が夢子の部屋にやって来る。それは夢子の願いでもあった。

 この両者、夢子と母親との葛藤に、どうして月の神が絡んで来るのか、その説得力が弱いのではないだろうか。

 これをリアルな話として、DJの仕事だけに絞り込んで、母親との葛藤や、夢子自身も抱えている悩み事を、リスナー達にも打ち明けて、より親しくなって行く「深夜ラジオ」もあるのではないだろうかとも思うのだが.....それにしても若い人の作品は、現実から飛躍して、アニメの世界が一般化しているのだろうか。
 新しい感性で、新しい作品をどんどん創って行ってください。

  旗揚げ公演らしく若さいっぱいの熱演に拍手を贈る。
 そして、これだけに終わらず今後も継続されて行かれる事を願っています。

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