『 だいどころ 2019 』 構成・演出 細見佳代
日時 2019年10月11日(金)〜13日(日) 会場 人間座スタジオ
【一言感想】
楽しかった。
舞台美術も、竃と排水口が印象的に設置されていて、これが作品を活かしていて面白い。
構成・演出の細見佳代さんには、毎回何処からあんな発想が生まれて来るのかと驚く。
また劇団員全員を考えての台本作りから、出演者を舞台に生き生きと存在させて、回を重ねるごとに自信を持たせているようで、みんなも彼女の指導の下、演技も上手くなっている。
前説に「食の記憶は人生の記憶」とあるように、昭和初期から現代に至る台所の風景を描いた10本のオムニバス作品は、あたかも1本の女性史となって、細見佳代さんの能力の高さを感じさせる。
それに何時もの歌ったり踊ったりのエンターテイメントも忘れずに加わえてあって、観客も充分楽しんでいる様子だった。
だが 一言。.....次はエンタの要素は忘れられてはどうでしょうか。
