2018年05月08日

劇研アクターズラボ+このしたやみ 第1回公演 を観て

 
       『 友 達 』    原作:安部公房   演出:山口浩章

     日時   2018年5月4日(金)〜6日(日)   会場   人間座スタジオ

 先ず第一に感じたこと。
 この企画は、思うところがあってか、第1回公演の作品からして、安部公房の作品を持ってきて、1年間の演劇修行の結果を、優れた演出の下で競わせ、若い人達も懸命にこの大作に取り組んでいる姿勢が印象に残る、目新しくもあり斬新な良い舞台であった。

 演出は、安部作品がお好きなのだろう、あの手この手の舞台仕掛けを編み出しては、この作品の面白さを観客に伝えようとしている。
 それはそれで楽しいし、それによって大いに救われているのだが、演技者が、この作品の世界のセリフを操るのが、どうも危なっかしいような感じがするのは何故だろう。
 名作などと言われる古い作品は、若い人達には苦手で、手こずったのだろうか。

 それから、作品の内容は、「アパートで一人暮らしをする男の部屋に、ある日見知らぬ家族が訪ねてくる。
孤独な人の助けになることが自分たちの”仕事”だと主張して......」とあるように、一見リアルな世界のようでいて、これがナチュラルな演技では表現出来ない、安部作品の難しさ、”不条理”を 伝えきれなかったのではないかと思った。

 何はともあれ、素晴らしい試み、面白い舞台でありました。

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posted by 人間座 at 20:23| Comment(0) | 日記
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