2018年03月01日

シアターリミテ 第22回公演を観て


     『 DO.P.PU.N   ドップン 』   作・演出  三ノ丸 和洋

   日時  2月23日(金)〜25日(日)    会場  人間座スタジオ


 シアターリミテの長谷川源太さんと言えば、休む暇もなく、次々と台本を書き、それを舞台に上げてゆく精力的な活動で、京都の演劇界でもその存在を知られている。
 座のスタジオでも、近年、2016年『カミと蒟蒻』 2017年『ふうちゃんの結婚』 それから今回の『DO.P.PU.N』と、見応えのある良い作品を観せてもらっている。

 長谷川さんの作品に共通しているのは、資料を調べ、実地調査・取材を重ねてよく勉強し、懸命に書いてられる姿勢だ。
 そうして生まれてきた作品を、少人数のメンバーでありながら、一丸となって良い舞台を創造しょうとされている姿には、頭が下がる。

 長谷川さんは「自分が生きてきて感じたこと、考えたことは、書こうとする物語の核心足り得るだろう」と書いてられるし、また「私は、必ずしも社会派の演劇を書こうとしているわけでもない」とも言ってられる。

 作者の模索し苦悩されている様子はよく伺えるのだが、要するに、この作品で何を描こうとしたのか、そしてそれが、充分に果たせているかどうかということになるのではないだろうか。

 例えば、今回の作品の中で、一つ疑問に思うのは、
 7年目の3・11ということで、”福島の原発”を想定されて書かれているようだが、それでは、東京から別れた妻を追いかけてきた男は、現地で何を見たのか? 何をしたのか? 
 現地での妻やインド人との対面は、幻想の設定であると言うのだろうか。
 そしてそれも観客の想像に任せるというのだろうか。

 観終わって、作者の思いも聞いてみたいと思ったり、考えたりしています。

ますますのご活躍を! 

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posted by 人間座 at 13:13| Comment(0) | 日記
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