2019年12月30日
劇団ケッペキ 2019年度3本足のオクトパス公演 を観て
” 寒かったりする ”
@ 『 ミックスアップ 』 作・演出 鮫島美月
A 『 そこにいる悪寒 』 作・演出 富川幹也
B 『 彩雲の心得 』 作・演出 岩見知歩
日時 2019年12月7日(土)/ 8日(日) 会場 人間座スタジオ
【一言感想】
しっかりと書かれている三作品は、それぞれに異なる世界を創り出していて、それぞれに面白いと思った。
オムニバス作品のテーマが「冬」となっているが、季節ではなくて、三作品が問題にする「寒気を催させるもの」があって、それが、@は拳銃、Aは怪物、Bは惚れ薬 と考えてみたがどうだろうか。
@は 現代社会のリアルな日常風景を切り取っていて、一番分かりやすかったし、面白かった。
Aの良いと思った点は、男女間の機微を、洒落た描き方で描きながら楽しんでいる風に見えたことだ。
Bは日本の片田舎の、閉塞した世界がよく描けていたと思った。
既成の脚本もよいだろうが、オリジナルの作品では、出演者もそれぞれの持ち味が十分に発揮されるていて、力強く感じられた。
posted by 人間座 at 18:44| Comment(0)
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