2019年06月29日

かんから館 第39回公演を観て


         キケン!
    大きなカーブにつき 
           見通し悪し       作・演出  川村武郎  


   日時  2019年6月21日(金)〜23日(日)  会場  人間座スタジオ

  【一言感想】
 
「リアル」と「仮想現実」と「フェイク」という現象を考えさせられるなかなか難解な作品のように思えるのだが、色々噛み砕いて、あの手この手で解説が入り、最後まで観客は観せられてしまうのだ。
 それは、幾通りものテクニックを知り尽くした、川村武郎さんの強かさがなせる業だと思うのだが、ご本人は、後ろでほくそ笑んでられるのだろう。
 舞台美術も良く、若い出演者も一丸となった、緊迫感のあるよい舞台になっていた。

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posted by 人間座 at 11:08| Comment(0) | 日記

2019年06月21日

劇団紫第76回定期公演 を観て


   『 最 後 の 宿 題 』   脚本 森口裕貴  演出 ピクニック

    日時  2019年6月15日(土)〜16日(日)  会場  人間座スタジオ  

    【一言感想】

 劇団紫は76回の回数を刻んでいるが、定期的に公演を打ち続けて行くのは、大変なことだろうと思う。
 今回の作品は短編で、キャストも主に4人という小ぢんまりした舞台で、美術も教室の机と椅子に、黒板があるだけのものだったが、内容がしっかり書かれた作品なので、キャストも新入生の顔見せと言っているが、なかなかしっかりと内容に迫ってゆく演技で、退屈することなく、緊迫した雰囲気で観客を惹きつけていた。
 
 やはり伝統のある演劇部は、先輩達の指導もしっかりとあり、存在感を示していて頼もしい。

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posted by 人間座 at 10:47| Comment(0) | 日記

2019年06月15日

努力クラブ第13回公演 を観て 


    『 どこにも行きたくないし  ここにもいたくない 』 
                       
                    作・演出  合田団地


    日時  2019年6月7日(金)〜10日(月)  於  人間座スタジオ

 【一言感想】

 面白かった。
 カスミという女子中学生が、傑作だった。
 悪魔のような、天使のような、それでいてスルッと何気なく周囲の者を巻き込んで狂わせてゆく。
 そしてその挙句は、何とも頼りないユウスケとかいう男と手をつないで動物園だ。
 「彼女」を考え出したのはなかなか大したもので、合田団地さんの筆が益々冴えて行くのを感じるし、素晴らしいと思った。
 一つ思うことは、登場人物の中心が中学生や高校生であるならば、大人の世界、生き方を真似ている、大人になり切れていない面がもう少しあればと思った。
 即ち、客観的に人物を見る目、リアルな面を深められて行かれてはと思った。

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posted by 人間座 at 17:10| Comment(0) | 日記