2018年07月17日

演劇ユニット「碌無のシュウマツ」第二回公演 を観て


     『 愛してる 』   作・演出  土井誠啓

     日時  7月14日(土)/15日(日)   会場  人間座スタジオ

 土井誠啓さんのこの作品を読んだ時、「うまい」と思った。
 その繊細な感性は、隅々まで行き届いた筋運びで、物語を構成している。
 これがどんな舞台になるのか、楽しみだった。

 それが、実際の舞台では、思い描いていたのとは、少し違った。
 出演者が皆若いというところにあるのか......その若いことの良さは、テンポ良くて軽妙で、明るくて、洒落た舞台を創り出していた。
 しかし、「てんやわんやの大騒動」を芝居じみて演じれば、全体が上辺のストーリーに流されてしまい、どたばただけが残ってしまう。
 ここはやはり、演技のリアリティーが加わる必要があるのではないか。
 相手役との一瞬一瞬をどう関わるか、その交流・葛藤が、自ずと緊張感を生じさせて、観客を劇世界へ引き込んで行くのではないだろうか。
 台本の読後感では、もっと大人っぽくて深みのある「男女の愛」が読み取れたのだが.......

 何はともあれ、題名からして解説不要で、その上幽霊の登場や人工頭脳を搭載したクロゼットまでを絡めたりで、面白くて楽しい舞台であった。

 土井誠啓さんのますますのご活躍を期待しています。

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posted by 人間座 at 01:22| Comment(0) | 日記