誰も観たことない自由な表現を求めて。
エアリアル実験劇場
日時 2018/5/12(SAT)〜5/13(SUN) 会場 人間座スタジオ
初めてこんな素敵な”ショウ”を観せてもらって、何だか美味しい洋菓子を食したような、幸せな気分になりました。
主催者の安本さんにお会いした折お聞きしたのでは、芝居でも時々使用するハンモックのような物を吊るすのだろうぐらいに思っていたところ、豈図らんや、高さ4m50cmの天井から、赤や黒や白の布地や輪、ロープ、ブランコ等が吊り下げられた中を、奇抜な衣装を身にまとい、光と音の効果も相まって、自由自在に仕掛けを手玉に取りながら演じられる、不思議にも怪しげなパホーマンス、サーカスのような......言葉はなくともその動きの見事さに魅せられて行くのだった。
そして数本の作品が次々に模様替えされながら演じられて行くそれは、まるでスタジオの空間が、何処かのクラブの”ショウタイム”の様相を呈して来て、観客も楽しみながら、また固唾を飲みながら魅せられていたし、中でも、最後の群舞は見事だった。
京都でこんなエンターテイメントな舞台を創り出すグループが出てきたことに、大いに胸を高鳴らせています。